Japanische Klassiker mit Furigana
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ぶたきちとヒョロこ
豚吉とヒョロ子
三鳥山人
Lesen Sie 豚吉とヒョロ子 (ぶたきちとヒョロこ) von 三鳥山人 (みどりさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 55.498 Zeichen · 111 Bildschirme
ヒョロ子は肝を潰すまいことか、慌てて走り寄って無茶先生の手に縋りついて、
「マア。何をなさいます」
と叫びました。
無茶先生はヒョロ子に止められるとあべこべにビックリした顔をして、振り上げた金槌を下しながら怖い顔をして云いました。
「何だって止めるのだ。この金槌で豚吉の頭をなぐるばかりだ」
「マア、怖ろしい。そうしたら私の大切な豚吉さんは死んでしまうじゃありませんか」
「ウン、死ぬよ」
「死んだものに背骨を入れかえて背丈を高くしても、何の役に立ちますか」
「アハハハハ」
と無茶先生は笑い出しました。
「アハハハ、そうか。お前たちはこの金槌でなぐられて死ぬと、もう生き返らないと思って、そんなに心配をするのか。それなら心配することはない。今一度殴れば生き返るのだ。ソレ、この通り」
と云ううちに、無茶先生は傍にたおれている馬の額を金槌でコツンと打ちますと、死んだと思った馬は眼を開いてビックリしたように飛び起きました。無茶先生は大威張りで、又馬を打ちたおしました。
「それ見ろ、この通りだ。豚吉でもこの通り」
と、イキナリ豚吉の頭に金槌をふり上げますと、
「助けてくれッ」