Japanische Klassiker mit Furigana
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ひんをしるす
貧を記す
堺 利彦
Lesen Sie 貧を記す (ひんをしるす) von 堺 利彦 (さかいとしひこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.848 Zeichen · 4 Bildschirme
墨もまた斜めにして短し。このごろ紙あるがうれしきのみ。氷も飲み、たばこも飲み、酒も飲む、しこうして文房具の整わざることかくのごとし。文を好むこと酒たばこ氷を好むにしかざるか。ああ。
窓外春気満てり
今日日曜なり。金なし、朝借りに行きたれど先方の人不在にていたしかたなし。日光温和窓外春気満ちたり。
あおはえを追う
白眼才弁をもってわがために今滝(高利貸しの名なり)を追う。一蒼蠅一カ月の間は来たらざるべし。快。白眼また一衣を送り来たる。
金策と羽織と
金策ならんとしてならず。羽織できんとしてできず。
さすがに我も言いだしかねつ。客去りて後ようよう言いだして頼みぬ。さるに愚公もあまり暖かならず。金五〇銭出してくれぬ。
貧景全備
入梅の日、雷雨至り屋漏ること滝のごとし。畳をあぐること二畳、貧景ここに至って全く備わる。句あり。
雨の漏る貧乏振や梅雨の入