Japanische Klassiker mit Furigana
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あかいカブトムシ
赤いカブトムシ
江戸川 乱歩
Lesen Sie 赤いカブトムシ (あかいカブトムシ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N4. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N4 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 23.237 Zeichen · 47 Bildschirme
ちかしつへのおとしあなです。小林くんが、だんろのぼっちをおしたので、それがひらいたのです。
「木村くん、だいじょうぶか。」
あなの中へ、かいちゅうでんとうをむけてよんでみました。
「う、う、う……だ、だいじょうぶだっ。」
木村くんがくるしそうにこたえました。見ると、あなの下に、すべりだいのようないたが、ずっとつづいています。小林くんは、思いきってそこへとびおりました。
すうっ……とすべりました。そして、どしんと、ちかしつのかたいゆかに、しりもちをつきました。
やっとのことでおき上がって、かいちゅうでんとうをてらしてみますと、そこは十じょうほどの、ひろいちかしつでした。しかし、ひめいをあげた女の子のすがたは、どこにも見えません。むこうのかべに、まっくらなほらあながあいています。そのむこうに、べつなちかしつがあるのでしょうか。
「あっ、きみ。あれ、なんだろう。」
木村くんが、おびえた声で、そのほらあなをゆびさしました。
ふたりのかいちゅうでんとうが、ぱっと、そこをてらしました。
まっくらなほらあなのおくで、ぎらぎら光った、二つのまるいものが、ちゅうにういているのです。