Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

あかつちへくるこどもたち

赤土へくる子供たち

小川 未明

Lesen Sie 赤土へくる子供たち (あかつちへくるこどもたち) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 16.075 Zeichen · 33 Bildschirme

Aozora Bunko

武夫は、どうしたらいいかと思ったが、おばさんが、これほどいってくれるのを、ことわるのはわるいと思って、いただいて外へ出ました。

「困ったなあ、これどうしたらいいだろう。」と、武夫は二人にそうだんしました。

「じゃ、えんぴつを買ってわけようよ。」と信一が、答えました。

「武ちゃん、君、あずかっておいでよ。」と、善吉がいって、三人は、原っぱへもどってきました。もう西の方の空が、赤くなりかけていました。

「あっ、紙しばいのおじさんがきている。」

三人は、子供たちの集まっている方へかけ出しました。そこには、小山も、かね子も、光子も、とみ子もきていました。

「ね、黒めがねのおじさんが、支那へいくんだって。」と、三人の顔を見ると、小山はいいました。

「ほんとう? 黒めがねのおじさんが、支那へいくの。」と、武夫が、おじさんにききました。

「ほんとうだとも、こんど宣撫班になって支那へいくのだ。」と、紙しばいのおじさんは、答えました。黒めがねのおじさんは、いつかこの原で、樺太へ旅行をしたときの話をしてくれました。

「宣撫班って、支那人のせわをしてあげるの。」と、とみ子さんがたずねました。