Japanische Klassiker mit Furigana
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あかつちへくるこどもたち
赤土へくる子供たち
小川 未明
Lesen Sie 赤土へくる子供たち (あかつちへくるこどもたち) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 16.075 Zeichen · 33 Bildschirme
小山は、こういわれると、ござにかけた手をひっこめました。
「辰ちゃん、べいを一つあげよう、これは、ほんとうに、君にあげるのだよ。」と、善吉が、こまをやって、小山のきげんを、なおそうとしました。
「さあ、みんなでやろう。辰ちゃん、もうすこしあそんでいたって、いいだろう。」
こういいながら、信一は、ブーンとうなりをたて、こまをござの上へ投げ入れました。こまは元気よくまわりました。そこへ善吉も、勇二も、武夫もいっしょにこまを投げ入れました。
こまは、たがいにふれ合って、ぱっぱっと火花を散らしています。ややおくれて、辰雄ももらったこまを投げ入れました。辰雄のこまもすごいいきおいを出してまわっていたが、けっきょく武夫のこまが、どれもこれも、はじきとばして天下を取りました。また、小山は、こまを一つも持たなくなったのです。そのさびしそうなようすを見て、信一は、
「辰ちゃんに、一つあげよう。」と、いって、ひらたい、ぴかぴか光ったのをやりました。
「おお、そのべたをやるの。」と、勇二が、目をまるくしました。
「かしてあげたのさ。」と、信一は答えた。そうきくと、なんと思ったのか、