Japanische Klassiker mit Furigana
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ちょうじんひげのはかせ
超人鬚野博士
夢野 久作
Lesen Sie 超人鬚野博士 (ちょうじんひげのはかせ) von 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.054 Zeichen · 117 Bildschirme
鞭だの青竹だの丸太ん棒だの、太い綱だのが雨霰と降りかかって来る下を潜った吾輩はイキナリ親方の死骸を抱え上げて、頭の上に差上げた。
「サア来い」
これには一同面喰ったらしい。獲物が無いと思ってタカを括っていた吾輩が、前代未聞のスゴイ武器を振り翳したのだからね。一同が思わずワアと声を揚げて後へ退った隙に吾輩は、そこに積上げて在るトランクを小楯に取って身構えた。ドイツコイツの嫌いは無い。一番最初にかかって来た奴を親方の禿頭でタタキ倒おしてやろうと思っているところへ、思いがけない仲裁が現われた。
未亡人に救われて
それはこの頃、毎日のように正面の特別席の中央に陣取って、座員全部の眼に付いていたお客で、あれは西洋人だろうか、日本人だろうか……お嬢さんだろうか、それとも奥さんだろうかと問題のタネになっていたシロモノであったが、近付いて来たのを見ると、何というスタイルの洋装か知らないが、その頃では眼を驚かすハイカラであったろう。真赤な血のような色をした下着に、薄い、真黒い上服をピッタリと着込んで、丸い乳と卵型のお尻をタマラナイ流線型にパチパチと膨らましている。