Japanische Klassiker mit Furigana
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おどるちへいせん
踊る地平線(上)
谷 譲次
Lesen Sie 踊る地平線(上) (おどるちへいせん) von 谷 譲次 (たにじょうじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 168.926 Zeichen · 332 Bildschirme
広場ダンフェル・ロウに近いルウ・デ・アウブルの一〇八番だ。
第四の場処「狂画家の工房」――これも困る。
つぎは第五「人魚の家」―― 87, Rue de L'Orange。ノウトルダムのすぐそばである。これも、這入った時は何のへんてつもない、相当の広さの普通の応接間だった。
が、一同がその部屋へ案内されて、さて、これから何がはじまるんだろうといったふうに、多少要心するような態度で、きょときょとそこらを見廻していると、何らの予告なしに急に室内の電灯が消えて真暗になった。すると、どこかでざわざわと水の動く音がして、おや! と思ってるうちに、映写のようにぱっと真上から強烈な光りがさした。そして、敷物と言わず家具といわず人の肩と言わず、部屋全体に無数の影がゆらゆらと揺らめき出した。
とこういうと、何か人為を超越した恐しい設備でも伏せてあったように聞えるが、なに、よく観察すると至極簡単な装置なんで、誰だって、部屋へ通されると同時に天井へ注意を向ける人なんかないから、今やっと気が付いただけのことなんだが、ここの天井は一面に硝子張りで出来ていて、上に水が張ってある。