Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ついぼ
追慕
宮本 百合子
Lesen Sie 追慕 (ついぼ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.353 Zeichen · 5 Bildschirme
自分が悪い沢山の事を知ったように、彼の先生も種々の醜い事を知ったり知らされたりなさっただろう、そして又その醜悪に対比した「よさ」、より輝き、より恒久的な真実の「よさ」をも、見出し、或は見出そうと仕て居られるだろう、先生も育たれた。私も育った。
先生は今何処に被居っしゃいますか。
生命の萌芽が、一寸の幹を所有するまでの専念な営み――。人は其前に頭を垂れる心を持つべきではないだろうか。
先生は可愛いのだから、此那事を云いたく無い、厭だ厭だと思いながら、西日の差す塵っぽい廊下の角で、息をつまらせて口答えを仕たお下髪の自分を思う。――その時分私は自分を詩人だと思っていた――。
七月の日は麗わしい。天地は光りに満ちている。が心に微風が吹く――あとから、あとから微風が吹いて通る――。
〔一九二〇年二月〕