Japanische Klassiker mit Furigana
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ゆけるマクシム・ゴーリキイ
逝けるマクシム・ゴーリキイ
宮本 百合子
Lesen Sie 逝けるマクシム・ゴーリキイ (ゆけるマクシム・ゴーリキイ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.396 Zeichen · 17 Bildschirme
この時代の追想はゴーリキイの作品として最も興味あるものの一つ「幼年時代」にまざまざと芸術化されている。
七歳になったときゴーリキイは祖父に古代スラヴ語を教えられ、八つで小学校に入れられたが、まともなルバーシカ一枚もっていないゴーリキイの小学生生活はごく短い期間で終った。
いよいよ「人々の中」での生活がはじまった。祖父は彼を靴屋の年期小僧に出した。ここでは、店の用事のほかに台所仕事に追いつかわれ、二ヵ月後、火傷のためにひまをとった。
手が癒ると、今度は製図工見習にやられたが、住込みの見習小僧の生活はここでも前同様であった。主人は少年の彼を女中代り、下男代りにこき使い、おまけに二人の炊事女がこれ又自分達の下働きとして追い廻す。ゴーリキイは後年当時を回想してこう書いている。「私は多く労働した。殆どぼんやりしてしまうまで働いた」と。
この境遇に一年辛抱したが、到頭逃げ出してゴーリキイはヴォルガ河を通っている汽船の皿洗いに雇われた。給料は、月二留。朝六時から夜中までぶっ通しの働きである。ここにもやっぱり暗い野蛮と卑穢とがあるのみであったが、然し計らずもゴーリキイはこの労働の間で彼の人生修業にとって否むべからざる「最初の教師」