Japanische Klassiker mit Furigana
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ゆうせいしょくみんせつ
遊星植民説
海野 十三
Lesen Sie 遊星植民説 (ゆうせいしょくみんせつ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.014 Zeichen · 9 Bildschirme
「まア!」
「その途中で、地球に愛想をつかした奴は、近づく他の遊星へ、どんどん移住してゆく」
「他の遊星に、また人間がいて、喰いつきやしませんか」
「一応それは心配だ。だが吾輩の説によると、まず大丈夫と思う。第一に、地球へ他の遊星から来る電磁波を、十年この方、世界の学者が研究しているが、その中には符号らしいものが一つも発見せられない。これは地球がどこからも呼びかけられていない証明になる。然るに、わが地球からは、今日既にヘビサイド・ケネリーの電離層を透過して、宇宙の奥深く撒きちらしている符号は日々非常に多い、短波の或るもの、それから超短波、極超短波の通信は地球内を目的としているが、地球外へも洩れている。これから考えても、地球の人類が、一番高等な生物だということが判る」
「あたしにも判りますワ」
「第二は地球の人類が他の遊星の生物から攻められたことがない点だ。人間の頭は今日、もし他の遊星へ行くんだったら、その生物を殺すつもりでいる。だのに、地球の人間の方は、まだ他の遊星から攻められたことがない。これから見ても、この宇宙には、われわれ人間以上に発達した生物がいないことが知れる。