Japanische Klassiker mit Furigana
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きんのうお
金の魚
小川 未明
Lesen Sie 金の魚 (きんのうお) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.768 Zeichen · 10 Bildschirme
それとも知らずに、人々は、なお毎日、河のほとりにきて、釣りをしていました。
「いつになったら金色の魚がかかるのだろう。」と、口々にあくびをしながらいっていたのであります。千両の金になれば、いくら仕事を休んでもけっして損にはならないと思ったからでありました。
けれど、金色の魚は、ついにかかりそうもありませんでした。
あまり性質のよくない、甲と乙と丙は、ある日、三人寄り集まって、
「金色の魚があるなんて、うそのことだ。ほんとうにいまいましい。ひとつみんなをだましてやろう。そして、もし、金色の魚がここにいる三人のだれかにかかったら、千両もうけて三人で分けることにしよう。」といって、三人は、ふなを捕らえてきて、それに金箔を塗って、幾ひきも河の中に放ったのです。
ある日、河ばたでさわぎがありました。
「金色の魚がかかった。金の魚がかかった。」と、釣りあげたものがいいますと、
「金の魚が釣れた、金光りのする、ほんとうの魚が釣れた。」と、口々にいって、みなそこに集まってきました。
すると、また、同じ時刻に、
「ここでも金の魚が釣れた。」という声がした。
人々は大さわぎをして、