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Japanische Klassiker mit Furigana

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きんぞくにんげん

金属人間

海野 十三

Lesen Sie 金属人間 (きんぞくにんげん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 78.616 Zeichen · 157 Bildschirme

Aozora Bunko

すると川内警部がやってきて、博士の腕をむずとつかんだ。

「きみ、ごまかそうとしたって、そうはいかないよ。あと骸骨の戸は五、六、七、八と四つあるじゃないか。早く開いて見せなさい」

「あ、そんな大きな声を出しては――」

「これはわしの地声だ。どんなでかい声を出そうと、きみからさしずはうけない」

警部がどなるたびに、配電盤の計器の針がはげしく左右にゆれた。

そのときだった。室内にいた者はきゅうにひどい頭痛にみまわれた。誰もかれも、ひたいに手をあてて顔をしかめた。

それと同時に、骸骨のしるしのつけてあった陳列棚から、すーっと黒い煙が立ちのぼった。しかし「骸骨の四」のところからは出なかった。

「もう、いけない。危険だ。みなさん、外へ出てください」

博士が叫んで、さっき一同のはいって来た戸口の方をゆびさした。しかしその戸は、しっかりしまっていた。

「どうしたんです、針目博士」

検事がおどろいてたずねた。

「もうおそいのです。警部さんが、この部屋にねむっていた大切なものの目をさましてしまった。えらいことが持ちあがるでしょう。早くその戸口から逃げてください」

そういう間も博士は、まん中にすえてあったテーブルの横戸を開き、その中から潜水夫のかぶとのようなものを引っ張り出して、すっぽりとかぶった。