Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
かねもちとにわとり
金持ちと鶏
小川 未明
Lesen Sie 金持ちと鶏 (かねもちとにわとり) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.847 Zeichen · 6 Bildschirme
「この鶏は、空を飛ぶばかりでなく、強くてどんな鶏にもけっして負けたことがない。」と、金持ちがいいました。
友だちは、金持ちの顔を見上げて、
「空を飛ぶとな、そんな鶏が世の中にありますかえ、それはすこしおおげさすぎはしないか。」と、頭をかしげました。
「だれがうそをいうもんか。ひとつ飛ばしてみせよう。」
と、金持ちはいって、大騒ぎをして、鶏の脚に繩を結び付けて、外に出して放しました。
すると、たちまち羽ばたきをして、鶏は屋根の上を飛び、木の枝に止まりました。
友だちは、これを見て呆気にとられると、金持ちはますます得意になって、
「このとおりだ。闘鶏をさせるなら、どこからでも相手になるのを連れてくるがいい、けっして、この鶏は負けないから。」
と、金持ちはいいました。
友だちは、考えていましたが、
「じつは、私のところに強い闘鶏が一羽いる。かつて負けたことがないのだから、ひとつおまえさんのこの鶏と闘わしてみましょう。」
といいました。
「それはおもしろいことだ。」と、金持ちは答えました。
明くる日、友だちは闘鶏をつれてきました。そして、金持ちの鶏と闘わしました。
はじめのうちはどちらが勝つか、負けるかわからないほどでありましたが、ついに金持ちの鶏に友だちの闘鶏は負かされて、血だらけになってたおれてしまいました。