Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あめをふらすはなし
雨を降らす話
中谷 宇吉郎
Lesen Sie 雨を降らす話 (あめをふらすはなし) von 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.519 Zeichen · 25 Bildschirme
一九二六年に、ロサンゼルスで、二人の技師が、高い塔を作り、そこから放電を起して雨を降らせたという話があった。またドイツでも、霧をはらすために、飛行機から帯電した砂をまいたら、雨が降ったという実験があったそうである。しかしこれらの実験は、皆断片的なものであって、組織立った研究とはいえないものである。
ソ連では、この方面の研究に、かなり力を入れているらしい。ソ連については、イリーンの通俗科学書による知識しか得られないのであるが、それによると、レニングラードの実験気象研究所では、人工降雨の科学的研究が、組織的に進められているらしい。その他にもトルクメニアの沙漠の中には、降雨研究所というのが出来ているということである。所長は物理学者のフェドセーエフであって、一九三一年に、既に煙幕弾を用いて、二千立方メートルの帯電した煙を空へ放ち、八分間続いた降雨を得たという話である。
トルクメニア降雨研究所では、その後この方面の研究をつづけ、フェドセーエフとその研究所員たちは、化学的方法にも一応の成功をみたということである。十年くらい前の報道では、「飛行機が雲の上から、特にこのために研究所が発明したところの、一部分は極く細微な粉末状の、また一部分は溶液を霧にしたような化学的物質をまき散らす」