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Japanische Klassiker mit Furigana

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れいこんだいじゅうごうのひみつ

霊魂第十号の秘密

海野 十三

Lesen Sie 霊魂第十号の秘密 (れいこんだいじゅうごうのひみつ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 43.100 Zeichen · 86 Bildschirme

Aozora Bunko

霊魂第十号ははじめから抱いていた用件を、いよいよ切り出した。

「話によっては、ぼくも君に協力してあげないこともないが、しかしとにかく、君の礼儀を失した図々しいやり方には好意がもてないよ」

「うん。それは僕がわるかった。大いに謝る。そして後で、いくらでも君につぐないをする、許してくれたまえ」

第十号は、急に態度をかえて、隆夫の前に謝罪した。

「……で、どんな相談なの」

「それは……」霊魂第十号は、彼らしくもなく口ごもった。

「いいにくいことなのかね」

「いや、どうしても、今、いってしまわねばならない。隆夫君、僕は君に、しばらく霊魂だけの生活を経験してもらいたいんだ。承知してくれるだろうね」

「なに、ぼくが霊魂だけの生活をするって、どんなことをするのかね」

「つまり、君は今、肉体と霊魂との両方を持っている。それでだ、僕の希望をききいれて、君の霊魂が、君の肉体から抜けだしてもらえばいいんだ。それも永い間のことではない。三カ月か四カ月、うんと永くてせいぜい半年もそうしていてもらえばいいんだ。なんとやさしいことではないか」

あやしい影は、隆夫が目を白黒するのもかまわず、奇抜な相談をぶっつけた。