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Japanische Klassiker mit Furigana

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れいこんだいじゅうごうのひみつ

霊魂第十号の秘密

海野 十三

Lesen Sie 霊魂第十号の秘密 (れいこんだいじゅうごうのひみつ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 43.100 Zeichen · 86 Bildschirme

Aozora Bunko

そこで彼は決心して、小屋から出ていった。母親にことわって、隆夫は外出した。彼が足を向けたのは、電波物理研究所で研究員をしている甲野博士のところだった。若い甲野博士は、電波の研究が専門で、隆夫がアマチュアになったのも、この人のためで、隆夫の家とは遠い親戚にあたるのだった。

博士の批判

甲野博士にねだったかいがあって、博士はその日研究所の帰り路に、隆夫の家へ寄ってくれることになった。

もう退け時に近かったので、隆夫はしばらく待ってから、博士と連れ立って、わが家へ向った。

門を開いて、庭づたいに小屋の方へ歩いていると、お座敷のガラス戸ががらりとあいて母親が顔を出した。

甲野博士へのあいさつもそこそこにして、

「ねえ、隆夫。たいへんなことができたよ」

と、青い顔をしていった。

「どうしたの、お母さん」

「お前の研究室がたいへんなんだよ。さっきひどい物音がしたから、なんだろうと思っていってのぞいてみるとね……」

母親は、あとのことばをいいかねた。

「どうしたんですか。早くいって下さい」

「中がめちゃめちゃになっているんだよ。なんでもご近所のドラ猫がとびこんだらしいんだがね、金網の中であばれて、たいへんなことになっているよ」