Japanische Klassiker mit Furigana
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しもばしら
霜柱
宮本 百合子
Lesen Sie 霜柱 (しもばしら) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 790 Zeichen · 2 Bildschirme
何となし、すきまだらけの景色の中に、運動場つきの小屋の中で菜をたべて居るレグホンの真白い体と、火の様な「とさか」が抜け出して美くしい。
鳥をねらって来る野良猫が、足をどろだらけにして、尾をすぼめてノソノソといやな眼をして通って行く。
あんまり、貧乏くさい様子で、追う気もしない。
ころびそうな足元で庭を一順廻ると、温室のくもりガラスを透して、きんかんの黄色な実が、ぼんやりと花の様に見えて居る。
青くて買って来た実も、知らないうちに熟したものと見える。
七つ八つの頃、きんかんが何よりすきで、祖母と浅草に行くときには、きっと糸で編んだ袋に入ったきんかんを買ってもらった事を思い出す。