Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

きりがくれいかほのゆけぶり

霧陰伊香保湯煙

三遊亭 円朝

Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme

Aozora Bunko

事、是は恐入りましたなア……永島さん早く船を出す訳には参りませんか」

水夫「荷が悉皆這入らねえじゃア出しません」

由「荷てえば大層転ってますね」

と見ますると、傍に居ましたのは年の頃二十七八にも成りましょうか、大丸髷の婦人で、色の黒い処へベルモットでも飲んだような顔付で、鼻が忌アに段鼻になって、眼の小さな口の大きい方で、服装は木綿縮の浅黄地に能模様丸紋手の単物に唐繻子の帯を〆め、丸髷には浅黄鹿の子の手柄を掛けて居ます、朱縮緬の帯止をこて/\巻付けて、仕入物の蒔絵の櫛に鍍金足に土佐玉の簪で、何処ともなく厭味の女が、慣れ/\しく、

女「貴方此方へ入らっしゃいまし、御緩りお坐りなさい」

由「へえ有難うございます、誠にお邪魔さまで」

女「お婆さん其の包みを脊負っておいでよ…貴方方は東京でいらっしゃいますか」

由「えゝ東京で」

女「東京のお方と聞くとお懐かしゅうございますこと」

由「貴方も東京でございますか」

女「はい私は足利の方の親類共に厄介に成って居りまして、時々博覧会や何か有りますと東京へ参りますが、上野はまた別でございますね」

由「へえ左様です」

女「今度の博覧会は立派な事でございますね」