Japanische Klassiker mit Furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme
と探したが他に人も居りません。
茂「松五郎は居ないか口惜い」
とガタ/\慄えながら血だらけの脇差を提げて探りながら、柄杓で水を一杯飲みました。
十八
茂之助が柄杓で水を飲んで居るうち、夕立も霽れて忽ちに雲が切れると、十七日の月影が在々と映します。
茂「畜生め、能くも己に耻をかゝせやアがったな」
と髻を把って引起し、窓から映します月影にて見ると、我が女房おくのでございますから茂之助は恟りして、これは己の家じゃアないか知らんと四辺をキョト/\見て死骸へ眼を着けると、おくのが子供を負ったなりに死んで居ります。あゝ、おさだ迄かと思うとペタ/\と臀餅を搗いて、ただ夢のような心持で、呆然として四辺を見まわし、頓て気が付いたと見えて、
茂「おくの……堪忍してくんねえよ……アヽ何うしてお前は此処へ来た……間違いだよ、お前を殺すのじゃアない、お瀧松五郎の畜生を二人諸共殺そうと思って来たに、何うしてお前此処に居たのか、お前を殺そうと思ったのじゃアない……あゝ済まねえ、腹一杯苦労をさせて、お前を殺して済まねえ、己は罰があたって此様な事になったのだ……あゝお前ばかり殺しやアしねえ……おく