Japanische Klassiker mit Furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme
市「じゃア先方の体ばっかり神様から貰って、己ア体は粗末にしても構わねえと云わっしゃるのか」
警「粗末にするという事があるか、先方の身体も貴様の身体も同じじゃ、それじゃに依って喧嘩口論して、粗暴に人を打擲する事はならん」
市「何だか貴方の云うことは明瞭分らねえ、だがねえ己ア身体は大事、先方な身体も大事と一つにいうなら、何故己ア身体を先方な奴が打ったか、打たれては腹が立つ、先方で打って此方で手出しが出来ねえといって、此方の坂を下りて亦登って貴方へ打ちやしたと届けて出て、それから又坂ア下って又登って向山まで往く間にゃア向うの奴は逃げて仕舞うから打れ損で、此の体に創を出来したら貴方其の創を癒す事は出来ねえだろうが、先方で打ちやアがったから己が打返したので、謂わばあんたの代りだ」
警「代りという事があるか、全く先方から先に手出しをした証拠があるか」
市「ナニ……」
警「先方から先に手出しをした証があるか」
市「えゝ、すりア有りやんす、此処に居る重吉という者、主人が居りやせんからソノ番頭役を致しやす、此の人が証拠だ、のう出來助どん」
警「出來助……其の方か」