Japanische Klassiker mit Furigana
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あおいたまとぎんいろのふえ
青い玉と銀色のふえ
小川 未明
Lesen Sie 青い玉と銀色のふえ (あおいたまとぎんいろのふえ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N4. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N4 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 2.190 Zeichen · 5 Bildschirme
「これには、ご先祖のたましいがはいっているんです。」といっておかあさんがこの青い玉をだいじにしたのも、ふしぎではありません。
おとうさんの持っていた銀色のふえは、その音色を聞くと、さびしいあら海にすさぶあらしのように、なんとなくひとりぼっちの感じを起こさせたり、またあるときは、反対に心を引きたてて、のぞみとよろこびをもたせることもありました。
そして、このふえの音がとどくところ、魚たちがその音をしたってよってくるので、思わぬ大漁がありました。
「まったくふしぎなふえじゃないか。」
「なんにしてもありがたいことだ。」
漁に出た人々は、なみ子のおとうさんの銀色のふえを手にとって、ふしぎそうにながめるのでした。
このふえもやはり、おじいさんのころからつたわっていましたので、これにも先祖のたましいがこもっていると、おとうさんは信じていました。
なみ子は、おとうさんが心をこめて、このふえをふいた日のことをおぼえています。
その日、海の上には、黒い雲がはびこり、いかにも北の国らしいものすごいけしきでした。
雲の間からいな光がもれ、かみなりが鳴っていました。
「こんな日には、はたはたがとれそうだ。