Japanische Klassiker mit Furigana
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あおいはなのかおり
青い花の香り
小川 未明
Lesen Sie 青い花の香り (あおいはなのかおり) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.116 Zeichen · 5 Bildschirme
」と、お母さまはいって、差出人の名まえをごらんなさったが、急に、晴れやかな、大きな声で、
「のぶ子や、お姉さんからなのだよ。」といわれました。
そのとき、のぶ子は、お人形の着物をきかえさせて、遊んでいましたが、それを手放して、すぐにお母さまのそばへやってきました。
「わたしをかわいがってくださったお姉さんから、送ってきたのですか?」と、のぶ子はいいました。
「ああ、そうだよ。」
お母さまは、その小さい、軽い箱のひもを解きにかかりながら、
「なんでしょうね?」といわれました。
秋の静かな、午後でありました。弱い日の光が、軽い大地の上にみなぎっていました。のぶ子は、熱心に、母が、箱を開けるのをながめていました。やがて、包みが解かれると、中から、数種の草花の種子が出てきたのであります。
その草花の種子は、南アメリカから、送られてきたのでした。「きっと、美しい花が咲くにちがいない。」と、みんなは、たのしみにして、それを黒い素焼きの鉢に、別々にして植えて大事にしておきました。
ほんとうに、久しぶりで、そのお姉さんからは、たよりがあったのです。そして、その手紙の中には、「のぶ子さんは、どんなに大きく、かわいらしく、おなりでしょうね。