Japanische Klassiker mit Furigana
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せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Lesen Sie 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.338 Zeichen · 254 Bildschirme
私はそれを断行せねば、とても親を愛するようにはなれそうにありません。私は隣人には親切、親にはあさましいほど不幸です。私は自分で苦しくてならないのですけれど、そうなるわけがあるのです。(私は、そのことを私のエッセイに詳しく書きました)私は一度出家したならば、きっと、親にもかえって孝行のできる時が来ると思うのです。それについて私はこの頃一つ深く感じたことがあります。それはキリスト教とパンの問題です。キリストの十字架を負えば私有財産も家庭生活もできないことになりますが、しからばいかにしてもパンを得たらばいいのでしょうか。私は考えてみるにキリストの考えはパンを神にデペンドすることにあったのだと思われます。「なんじら何を着、何を食わんとて思い煩うなかれ、ただ神の道を求めよ、さらばこれらのものはその上に加えられむ、けだしは、天に在す父は、これらのもののなんじらに無くてかのうまじきことを知り給えばなり」「なんじら明日のことを思い煩うなかれ」とあり、また「主の祈り」のなかにも「われらの日用の糧を今日も与え給え」とあり、しかして「求めよさらば与えられん」とあるのを見るとキリストはパンを神にデペンドしてか、人類財産を私有せずに相愛することによって、地上に天国を建設しようと考えたのではありますまいか。