Japanische Klassiker mit Furigana
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せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Lesen Sie 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.338 Zeichen · 254 Bildschirme
今は夫婦約束などせず、ともかくも共に信仰生活にはいって修業するがいい。その間にもし神意ならば、結婚してもいい時期が熟するだろう、あるいは僧と尼としてフランシスとクララのごとくに暮らしてもいい、ともかく先のことはわからない。今は両人とも人間としてなくてかなわぬ唯一のものを求むるがよい。もし女に菩提心あらば一燈園に来させよ、との勧めでした。私も熟考してみるに、この方法が最も私の心にも適い、真理に即したる解決のごとく思われます。それで私はその方針を取ることに定め、尾道の私の叔父の尽力を乞い、その運びにするつもりです。もとよりお絹さんの決意はお絹さんに任せるほかはありません。はたしてお絹さんが一燈園に来るか、来ないかは、わかりません。私はお絹さんの運命に没交渉ではいられません。一燈園に来なければ新しい職の得らるるまで、私の家にでもいてもらいます。そしてこの後もお絹さんを愛します。ただ私の今あくがれている宗教的生活を捨てることはできません。私はどうかしてともに同じあくがれに進むことができれば幸いだと思います。しかしそのようなことは自由には参りません。私はお絹さんの心に任せます。