Japanische Klassiker mit Furigana
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せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Lesen Sie 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.338 Zeichen · 254 Bildschirme
けれど私はそれらの混乱にも悩みにも耐え忍んで参りますから心配しないでください。
私はこの月の末には別府を去ります。そしてあるいは妹と別れて私だけどこかの淋しいところに隠遁するかもしれません。思えば別府での生活は私にはまったく失敗でした。私は取乱した姿で人の前に出ないように、しばし私の心をととのえるために二、三か月の間退隠させてほしい。私が人々を愛する用意をするためにしばらく暇を、愛する人々にこいたいと思います。なにとぞ私が自らの安逸のために煩わしき世よりのがるるものと思って下さいますな。私はトマスより違った気持ちで隠遁します。私は塵の巷に兄弟たちと共生すべきものなれど、しばしの暇をこい求めるのです。あなたがもし呉にいらっしゃいますならば、おそらく私は呉より船にて七、八里ばかりの、ある瀬戸内海の小さな島にて、あなたとなつかしい握手をするようになるでございましょう。
謙さんの送って下さった「百合の谷」は毎朝読んでいます。私は親しみを感ずることのうれしさに、訳されたほうを読んでいます。妹も読んでいます。謙さんには別に手紙を出しますけれど、この手紙は謙さんにも見せてくださいまし。