Japanische Klassiker mit Furigana
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せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Lesen Sie 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.338 Zeichen · 254 Bildschirme
トルストイが「夫婦はできうる限り肉交を避けよ」といったのは性交のエゴイズムに触れてそれを恐れたからと思われます。私は肉交を愛の表現と誤解した私の過ちを、多くの青年が共にするのを実に残念に存じます。
けれど私は性の欲求を性欲のほかに認めてそれを肯定したいのです。私はそのような天使の恋というべき恋を憧憬いたします。それはインノセントな男女よりもひとたび性欲に落ちて、それを厭離したる男女が神に祈りつつ相愛し、貞潔を守り、もし性欲に落つれば神に潔めを求めつつ共生することによって実現できますまいか。たとえ貞潔を完全に守れなくても、それをシュルドとして神に赦しを求め、実際に貞潔を理想として努力するならば、被造物としては聖なる恋といわれはしますまいか。それはフランシスが被造物として罪はあっても聖者であるように、その憧憬のなかに罪がないならば、実際に貞潔は守れずとも、神の前にひざまずいて二人が赦しを求めるときに、そのいのりのなかに二人は聖なる恋を生きるのではありますまいか。そのようにして私は私の性のねがいを自ら許したいのです。それは人間の型のなかに根を持つ、創造主の計画より出ずる純な要求と思われます。