Japanische Klassiker mit Furigana
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しょっきはりょうりのきもの
食器は料理のきもの
北大路 魯山人
Lesen Sie 食器は料理のきもの (しょっきはりょうりのきもの) von 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.520 Zeichen · 8 Bildschirme
一方、たまたまある食器名器というものは、いずれも故人のつくったもので、今日では、そういうものは一個の美術品として、骨董品になってしまっている。そこで料理を根本的に進め、本格的なお膳立てをしようと思えば、どうしても、それらの骨董品でも使用するか、然らずんば、みずから雅陶をつくるよりほかはないというのが現状であります。
敢えて、私が製陶にたずさわった動機であります。さて、いよいよ自分から陶器を手がけるとなると、いくらなんでも出鱈目ではよい食器はできない。まず直ぐ気のつくことは、故人の名作について学ばねばならぬ。たとえそれがキズものであっても、名の通ったものには実に学ぶべきものが多い。それがため、私は勢いそうした故人の作品をできるだけ手許に置いて、みずから製陶の手本とし、参考としなければならなかったのであります。朝鮮、中国に渡って、往古の陶磁研究を試みたのも、みなそのためであります。それがつもりつもって、ついにこのような参考館までつくったようなわけでありまして、そういう意味で私の蒐集は、一般の蒐集と異なり、いずれも直接製陶のための参考であり、直接料理のためのものであります。