Japanische Klassiker mit Furigana
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めしまつま
飯待つ間
正岡 子規
Lesen Sie 飯待つ間 (めしまつま) von 正岡 子規 (まさおかしき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.525 Zeichen · 126 Bildschirme
○おとどしの春黙語氏の世話で或人の庭に捨ててあった大鳥籠をかりて来た。この鳥籠というのは動物園などにあるような土地へ据えるもので、直径が五尺ばかり高さが一丈ばかり、それは金網にかこまれて亜鉛の屋根のついた、円錐形のものである。それを病室のガラス障子の外に据えて数羽の小鳥を入れて見た。その鳥はキンパラという鳥の雄一羽、ジャガタラ雀という鳥の雌一羽、それと鶸の雄一羽とである。前の二匹の鳥は勿論渡り鳥であるが、異種類でありながら、非常に鳥の中が可い。両方で頻りに接吻して居る。ジャガタラ雀がじっとして居ると、キンパラはその頭をかいてやる。よくよく見て居ると、その二羽は全く夫婦となりすまして居る。その後友達がキンカ鳥の番いと、キンパラの雄とを持って来て入れてくれたので籠の中が少し賑やかになった。始めこの鳥籠を据える時に予は庭にあった李の木の五尺ばかりなのを生木のままで籠の中に植えさした。それは一つはとまり木にもなるしまた来年の春花がさいた時に、その花の中を鳥の飛ぶのが、如何にも綺麗であろうと思うたのであるが、小鳥どもはその木の葉を一枚一枚むしって、十日もたたぬうちに、木は葉一枚持たぬ坊主になってしもうたので、予の希望は全くはずれたということを知った。