Japanische Klassiker mit Furigana
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あめチョコのてんし
飴チョコの天使
小川 未明
Lesen Sie 飴チョコの天使 (あめチョコのてんし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.597 Zeichen · 10 Bildschirme
と、つえをついた、黒い頭巾をかぶった、おばあさんはいいました。
「どちらへ、お送りになるのですか。」
「東京の孫に、もちを送ってやるついでに、なにかお菓子を入れてやろうと思ってな。」と、おばあさんは答えました。
「しかし、ご隠居さん、この飴チョコは、東京からきたのです。」
「なんだっていい、こちらの志だからな。その飴チョコをおくれ。」といって、おばあさんは、飴チョコを三つとも買ってしまいました。
天使は思いがけなく、ふたたび、東京へ帰っていかれることを喜びました。
あくる日の夜は、はや、暗い貨物列車の中に揺すられて、いつかきた時分の同じ線路を、都会をさして走っていたのであります。
夜が明けて、あかるくなると、汽車は、都会の停車場に着きました。
そして、その日の昼過ぎには、小包は宛名の家へ配達されました。
「田舎から、小包がきたよ。」と、子供たちは、大きな声を出して喜び、躍り上がりました。
「なにがきたのだろうね。きっとおもちだろうよ。」と、母親は、小包の縄を解いて、箱のふたを開けました。すると、はたして、それは、田舎でついたもちでありました。その中に、三つの飴チョコがはいっていました。