Japanische Klassiker mit Furigana
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うまをころしたからす
馬を殺したからす
小川 未明
Lesen Sie 馬を殺したからす (うまをころしたからす) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.401 Zeichen · 11 Bildschirme
」と、かもめは答えました。
「それは、いいことをなさいましたね。私などは、いつもこんなさびしい田舎にばかり日を暮らしています。いつになったら、そんなところへいってみられるかわかりません。」と、からすは歎息いたしました。
「なんのいけないことがあるもんですか、あなたの心がけですよ。幾日も、幾日も、南をさしてゆけば、しぜんにいかれますよ。」と、かもめはいいました。
「たとえ、そこへいっても、どうして食べていけるかわかりません。石を投げつけられたり、みんなに目の敵にされていじめられるばかりです。」と、からすは身の不運を歎きました。
かもめは、都では、はとがみんなにかわいがられて、子供らから豆をもらって、平和にその日を遊び暮らしていることを話しました。
「どうしてほかの鳥は、みんなそう幸福なのでしょう。」と、からすはうらやみました。
するとかもめは、からすをなぐさめて、いいますのには、
「からすさん、私の見たはとの中には、ちょうどあなたのように、色の真っ黒く見えるのがありましたよ。だから、あなたも知らぬ顔をして、その仲間入りをしていられたら、だれも不思議に思うものはありますまい。