Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
がいこつのくろんぼ
骸骨の黒穂
夢野 久作
Lesen Sie 骸骨の黒穂 (がいこつのくろんぼ) von 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 14.160 Zeichen · 28 Bildschirme
これは銀次と肩を並べている痩せ枯れた胡麻塩鬚の巡査部長の質問であった。しかし銀次は平気で答えた。
「ヘエ。そげな事は一向存じまっせんでしたが、ただこの外道と思うて待ち構えておりますところへ、遣って参りましたので思い切り引っ掴んでしまいましたが……ヘヘヘ……」
「オイオイ……女……それに相違ないか」
巡査部長が靴の先で小女の頭をコツコツと蹴った。
小女はヤット眼を見開いて、冷やかに頭の上を見た。噛んでいた唇を静かに嘗めまわすとハッキリした声で云った。
「……この縄……解いてくんさい。白状するけに………」
「……ナニ……縄を解け……?……」
「……アイ………」
「そのままで云うてみい」
「イヤイヤ、このままならイヤぞい。痛うて物が云われんけに……どうぞ……」
小女は又もシッカリと眼を閉じて唇を噛んだ。訊問に慣れているらしい巡査部長は、凹んだ眼でマジリマジリと小女の顔色を見ていたが、やがて大きく一つうなずいた。傍の巡査を腮でシャクッた。
「オイ。解いてやれ」
「ハッ」
若い巡査が二人で女を抱え起して泥だらけの板張の上に横座りさせた。
これを見た銀次はチョット狼狽したらしかった。