Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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うおとはくちょう

魚と白鳥

小川 未明

Lesen Sie 魚と白鳥 (うおとはくちょう) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.956 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

「どうか、私を助けてください。お母さんが、待っています。」と、子供は、水の上を、自分をくわえて飛んでいく、白鳥に向かって頼みました。

白鳥は、なんで、子供の訴えを聞きいれましょう。子供をくわえて、ある大きな岩の上へ止まりました。そして、魚の子供を岩の上において、いいました。

「もう、おまえは帰ることができない。俺は、おまえを捕らえると、すぐにひとのみにしてしまおうと思ったが、おまえみたいな、小さなものをのんだからとて、なにも腹の足しになるものでない。それよりも、俺の子供に食べさしてやりたいために、ここまで持ってきたのだ。」と、情けなくいいました。

子供は、お母さんのいうことをきかなかったことを、はじめて後悔しました。

白鳥は、岩の上で、自分の子供を呼びました。すると、どこからか、小さな白鳥が、日の光に、雪のように、白い翼を輝かして、飛んできました。

「おまえの大好きな魚を持ってきてやったよ。」と、白鳥の母親は、子供に向かっていいました。

小さな白鳥は、珍しそうに、かわいい、黒い円い目つきで、魚をながめていました。

「さあ、よくかんでお食べ。」と、母親は、小さな白鳥に、注意をしていました。