Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

あへんをのむびしょうねん

鴉片を喫む美少年

国枝 史郎

Lesen Sie 鴉片を喫む美少年 (あへんをのむびしょうねん) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.061 Zeichen · 21 Bildschirme

Aozora Bunko

と云って何も僕という人間が、醜男だったからと云うのではない。自画自賛で恐縮だが、僕という人間は君も知っている通り、かなりの好男子であるはずだからね。

僕の云うのはそう云う意味からではなく「僕のような生活を生活している者に、そんな招待をするなんて、何て冒険的な女達だろう」――つまりこういう意味なのだ。

僕のような生活を生活している者? のような生活とはどんな生活なのか? おそらく君は知りたいだろうね。よろしい云おう、その中に云おう。

とにかくこうして当日となり、その日が暮れて夜となり、その夜が更けて深夜となった。桂華徳街の百○参号、そこが僕の家なのだが、果たしてその処へ一挺の轎が、数人の者によって担い込まれた。

僕は新しい衫を着け、そうして新しい袴を穿いて、懐中に短刀――鎧通さ、兼定鍛えの業物だ、そいつを呑んで轎に乗った。

(淫婦どもめ、思い知るがいい!)

こういう心持を持ちながら、轎に乗ったというものさ。

さて轎は道を走った。その道筋を細描写しても、君には面白くあるまいと思う。で、一切はぶくことにする。

轎は目的の館へ着いた。

そこが「加華荘舎」