Japanische Klassiker mit Furigana
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つるのふえ
鶴の笛
林 芙美子
Lesen Sie 鶴の笛 (つるのふえ) von 林 芙美子 (はやしふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.087 Zeichen · 7 Bildschirme
みんな、がやがやと群をなして、弱いものをおびやかしては、少しのたべものもとりあげて強いものがいばっているのです。
鶴の子供たちも、自然に気持がすさんで、おとなの悪いところばかりまねるようになって、きたない言葉づかいで、けんかばかりしていたのです。あんまりききんがつづいたので、みんな村をすてて行ってしまいましたけれど、いまはかえって、以前より平和になり、七羽の鶴は、どんなことがあっても、のぞみをすてないで、ここで元気に働いて暮しましょうと話しあいました。
鶴のお嫁さんの案内で、魚のたくさんあるところをみつけましたので、七羽の鶴はしっそな気持で、いつもたのしい食事をすることが出来ました。
ある夜、あんまり美しいお月夜で、金色の光が、こうこうとあたりをてらしていますので、足の悪い鶴は、また笛を吹きました。
三羽の子供の鶴はお月様へむかって、歌をうたいたくなりました。
「きれいなきれいなお月さまア。」
小さい鶴が歌いました。すると中の兄さんの鶴が、「生れた村がいちばんいい。」と歌いました。上の兄さんは、「きもちのいい夜だね。何を考えてもたのしいね。」と歌いました。