Japanische Klassiker mit Furigana
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むぎばたけ
麦畑
宮本 百合子
Lesen Sie 麦畑 (むぎばたけ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.388 Zeichen · 3 Bildschirme
お婆さんは、その身持ちの若松とかから来た若い女の「伺い」にひどく心を動顛させられたと見えて、神経的にボロボロ涙をこぼしながら、聞いて来た一伍一什を話して聞かせた。
その話しようが真個にもう恐ろしさや、驚きに負け切って、到底黙って辛棒して居られないと云う風なのである。
私は心の中で、漠然とした、然し可成に重苦しい陰気さを感じながら、お婆さんが旧の七月か九月には騒動が起って、自分の身が定るだろうと云われたと云う事を聞いて居た。
自分の未来等と云うものに対しては、如何那人でも本能的に知り度い心持を持って居るだろう、知り度い、非常に知って見たい、怖いもの見たさの心持があるのだ。其で居て、いざ知らされると、堪らないのだ。おばあさん、おばあさん、自分は又土に下りて、「うこぎ」の枝を切り始めた。