Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

いたずらこぞうにっき

いたずら小僧日記

佐々木 邦

Lee いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 63.226 caracteres · 128 pantallas

Aozora Bunko

フランス人は彼れ此れと支度に手間取った末、斯う申し出た。何人か私に背負さって行くものはないか。大丈夫だ。首尾よく行けば其人の名誉は全世界に轟く。万一間違があれば五百円罰金として進呈する。行く人はないか――さて此は考えものだと乃公は思った。

彼の軽業師と一緒に対岸まで行けば全く名声を四海に轟かす事が出来る。首尾能く行けば太郎石鹸、太郎ムスク、太郎カラ――等が出来て、乃公は随分持て囃されるだろう。万一間違があったにしても五百円進呈すると言うんだから、大した損はない。幸いお父さんは思掛けない友達に会ったので、乃公の方はお留守にして、頻りに談話をしている。乃公は連れて行ってくれと軽業師に頼んだ。

すると軽業師は大層乃公を賞めて、旗を持たせてくれた。「目を瞑ってるんですよ。しっかりとね。何もかも私に委せて安心してればいい。家で蒲団の上に寝ている気でいればいい。下に滝があるなんて思っちゃいけない。宜うがすかね」

悪い時には悪いもので、巡査がやって来て乃公を捉えた。

「滅法界もない。両親は何処にいます」

多分お父さんを小児虐待の罪に問う積りらしかった。するとお父さんは飛んで来て、仏蘭西人を怒鳴りつけた。