Clásicos japoneses con furigana
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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
Lee いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 63.226 caracteres · 128 pantallas
「それじゃ大きい姉さんは直に御婚礼なさるんですね」
「ええ左様ですよ。春子姉さんだって森川さんがもう少し病人が出来るとお嫁に行くんです。けれど、先生、先生は何故御婚礼なさらないんです。皆なが老嬢だって言ってますよ」
大内さんは、「オホホ」と笑った。「そしてまあ面白い事を仰有る太郎さんね」と誤魔化してしまった。乃公は甘納豆を一掴み貰って帰って来た。
今日は学校に文学会があった。文学会のお蔭で乃公はいよいよ退校に定ってしまった。明日は一番汽車で家に帰れる。
村の人が大勢傍聴に来た。校長はフロックを着て司会者になる。奥さんは自慢のバイオリンを弾く。大内さんは生徒のお世話を焼く。生徒は代り代りに文章を読んだり、演説をしたり、詩を暗誦したりする。乃公は演説をした。
三日ばかり前に奥さんが演説の下書をしてくれた。題は学校というのである。
「学校! 一生の中で一番楽しいのは学校生活でありましょう。子供を学校にやる事の出来る両親は神に感謝致さねばなりません。往来で遊んでいる貧乏人の子は如何に学生を羨むでしょうか、私共生徒たる者は若い時に勉強しなければなりません。折角親が与えてくれた特権を能く用いないなら何にもなりません。