Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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なよたけ

なよたけ

加藤 道夫

Lee なよたけ de 加藤 道夫 (かとうみちお) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 81.415 caracteres · 163 pantallas

Aozora Bunko

『竹取物語』はこうして生れた。

世の中のどんなに偉い学者達が、どんなに精密な考証を楯にこの説を一笑に付そうとしても、作者はただもう執拗に主張し続けるだけなのです。

「いえ、竹取物語はこうして生れたのです。そしてその作者は石ノ上ノ文麻呂と云う人です。……」

人物

石ノ上ノ綾麻呂

石ノ上ノ文麻呂

瓜生ノ衛門

清原ノ秀臣

小野ノ連

大伴ノ御行

讃岐ノ造麻呂(竹取ノ翁)

なよたけ

雨彦

こがねまる

蝗麻呂

けらお

胡蝶

みのり

衛門の妻(声のみ)

陰陽師

侍臣

その他平安人の老若男女大勢

合唱隊

(舞台裏にて、低い吟詠調にて『合唱』を詠う。人数は少くとも三十人以上であること)

時

今は昔、例えば平安朝の中葉

第一幕

例えば平安京の東南部。小高い丘の上。丘の向う側には広大な竹林が遠々と連なっているらしい。前面は緩い傾斜になっている。

ある春の夕暮近く――

舞台溶明すると、中央丘の上に、旅姿の石ノ上ノ綾麻呂と、その息子文麻呂。

遠く、近く、寺々の鐘が鳴り始める。

夕暮の色がこよなく美しい。

綾麻呂 さあ、文麻呂。時間だ。

文麻呂 なぜです、お父さん。まだです。

綾麻呂 ――聞いてごらん。(鐘の音)……あれは寺々が夕方の勤行の始まりをしらせる鐘の音だ。