Clásicos japoneses con furigana
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カキツバタいっかげん
カキツバタ一家言
牧野 富太郎
Lee カキツバタ一家言 (カキツバタいっかげん) de 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 5735 caracteres · 11 pantallas
カキツバタを加木豆波太、加岐都波太、加吉都幡多、華己紫抜他、もしくは加岐都波奈と書くのは単にその和名を漢字で書いたもので、すなわちいわゆる万葉仮名である。またさらに同じく漢字をもって書いたものに、垣津幡、垣津旗、垣幡がある。またカキツバタの別名としてカイツバタ、貌吉草、カオヨバナ、カオ花、貌花、容花、可保婆奈、可保我波奈があるが、これらは主として古歌に用いられたもので、今日ではただカキツバタの一通名で一般にとおっていてあえて他の名では呼ばなく、ただときとすると略して、カキツと呼んでいることがあるにすぎない。
支那の植物に杜若という草があって、わが邦の学者は早くもこれをカキツバタであると信じた。そしてこの古い考定が今日まで続いて残り、俳人、歌人の間にはそれが頭にこびり付いて容易にその非を改むることができず、したがって俳聖、歌聖と仰がれる人でもみなこの誤りをあえてしているから、今日の人々の作り出す新句新歌のうえにもやはり旧慣に捉われひんぴんとしてこの墨守せられた誤りの字面が使われていて、すなわちこれらの人々には草や木の名の素養がまったく欠けていることを暴露しているのは残念である。