Clásicos japoneses con furigana
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さんごくし
三国志
吉川 英治
Lee 三国志 (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 161.356 caracteres · 323 pantallas
いったい、あの男は、郷里にいた時分は、毎日、女を射当てに、狩猟には出る、衣装を誇って、村の酒屋は飲みつぶして歩くといったふうで、まあ、不良少年の大将みたいなものだったのさ。おれもまた、その手下でね、ずいぶん乱暴をしたものだ」
などと、自慢半分にしゃべったことが祟りとなって、つねに部内から白眼視されていた。
ところが、その許攸が、偶然、一つの功を拾った。
偵察に出て、小隊と共に、遠く歩いているうち、うさん臭い男を一名捕まえたのである。
拷問してみると、計らずも大ものであった。
さきに曹操から都の荀へあてて書簡を出していたが、以後、いまもって、荀※(「或」の「丿」に代えて「彡」、第3水準1-84-30)から吉報もなし、兵糧も送られてこないので、全軍餓死に迫る――の急を報じて、彼の迅速な手配を求めている重要な書簡を襟に縫いこんでいたのである。
「折入ってお願いがあります。わたくしに騎馬五千の引率をおゆるし下さい」
許攸は、ここぞ日頃の疑いをはらし、また自分の不遇から脱する機会と、直接、袁紹を拝してそう熱願した。
もちろん証拠の一書も見せ、生擒った密使の口書きもつぶさに示しての上である。