Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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アリゾナのめとら

世界怪奇実話II

牧 逸馬

Lee 世界怪奇実話II (アリゾナのめとら) de 牧 逸馬 (まきいつま) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 45.877 caracteres · 91 pantallas

Aozora Bunko

で、そちらへお願いした方がと、お呼びしたわけですが」

トレスが事務的に、

「品物は何処にあるんだね?」

「貨物室に置いてあるんですが、その中の一つは、あんまり猛烈な悪臭がするんで、今日一日、プラットフォウムに投げ出してありました。アンダスンという係を呼びます。委しい事はこの男からお聴き取り下さい」

この、着荷係A・V・アンダスンの話しに依ると、問題の二個のトランクというのは、其の朝、午前七時四十五分着の、S・P・ライン、アリゾナ州フォニックス市発、列車番号第三号の客貨物列車で到着したもので、丁度自分の監督で荷下ろしに当ったのだという。

「貨車乗務員が私に注意したのです」アンダスンの陳述だ。

「で私は、チッキ主任ジョウジ・ブルッカアに、特に其のトランクの保留を命じました。そして、誰か受取りに来たら、それとなく私へ知らせるようにと言って置きました。ところが、そうですね、丁度正午頃のことです」

一人の青年を連れた若い女が、手荷物受取所へ現れて、チッキを提出し、そのトランク二個の交附方を求めたのだ。チッキの番号は、一つは「663165」、もう一つは、「406749」