Clásicos japoneses con furigana
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ちょうさきかん
中井正一評論集
中井 正一
Lee 中井正一評論集 (ちょうさきかん) de 中井 正一 (なかいまさかず) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 129.229 caracteres · 256 pantallas
立っている自分がもどかしく、建築と共に、あの天の中にのぼりたいと、憧れの魂の調子の中にいるのである。概して、歴史が、進歩するものだと考えている考えかたは後者の魂の調子の太鼓をうっているこころのリズムをもつものである。
こう考えてくると「今」という時間と、眼前にひろがっている地平線の空間が、いわば一つに融けあっていることになってくる。生きているということ、この地上に立っているということが、この世界のいろいろのものを勝手に感じとり、勝手に解釈して、力みかえっている、このことが、実にみごとな証拠だといえる。別にそれをそう考えない民族は、すっかり違ってそれを取り扱うことともなるのである。
日本人は、これをどう取り扱っているだろう。茶室の柱など、重さをささえているとか、空を貫くという考えかたをつとめて避けて、軽く、きわめて軽く、この空間に浮いているようなこころもちを現わしているようである。しかしその軽さは、きわめて、緊張したものなのである。前にも、後にも、動かしようもない、そのほかにはありえようもない、宇宙間の秩序の中に、その処を、しっかりと把握しようとしているようなこころもちなのである。