Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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はいくはかくかいしかくあじわう

俳句はかく解しかく味う

高浜 虚子

Lee 俳句はかく解しかく味う (はいくはかくかいしかくあじわう) de 高浜 虚子 (たかはまきょし) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 73.016 caracteres · 144 pantallas

Aozora Bunko

重箱の中に沢山の銭のあることか僅に四、五文ほかないことは、一茶自身物さびしく苦痛なのであろう。折節日暮方で、時雨の降っていることが、いよいよその心持を強めるのである。

餅搗が隣へ来たといふ子かな    一茶

子供が「お隣りへ餅搗が来た」というのは、それを羨ましがっていうのである。それを聞く親は黙って聞き流すほかはないのである。この句の裏面には「貧」という一字が隠れておる。柏原の水飲百姓で、しかも俳句三昧に日を費している一茶の家は、貧乏も一通りではなかったのであろう。餅を搗こうにも搗くことが出来ない境遇であって、子供にそういう事を言われると、親はますます苦痛を感ずるばかりである。

我門に来さうにしたり配り餅    一茶

自分の家へ来そうにした配り餅が、自分の家へは来ず隣家へ行ってしまった、というのである。こんな事はよくあることであるが、世の中に虐遇されて、失望に慣れている一茶には、その些細なことも深く頭にしみ込んだのであろう。いやしい目つきをしてその配り餅を見ておったのではなく、「おやおや不思議にもあの配り餅は家へ持って来そうにしておる」と注意深い目を以て見ておると、やはり隣の間違であって、それに気がついて隣へ行ってしまった、という所に不遇の人の「冷笑」