Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

「しせいさつじんじけん」をひょうす

「刺青殺人事件」を評す

坂口 安吾

Lee 「刺青殺人事件」を評す (「しせいさつじんじけん」をひょうす) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 3564 caracteres · 8 pantallas

Aozora Bunko

江戸川君ら、探偵小説界は外国礼讃であるが、外国の探偵小説で、乱作して読ませる作家は、クリスチィ、クイーンぐらいで、あとはもう、バカらしくて読むに堪えないものばかり。先日、カーを読んでいったい、江戸川君は、なんだって、こんなツジツマの合わない非論理的な頭脳をほめるのか、呆れたものだ。その点、横溝君は、蝶々、獄門島、その他、どの長篇を読んでも、読ませもするし、破綻も少く、外国にも、これだけの本格探偵作家は、めったに見当らないものなのである。

刺青殺人事件は、江戸川君の批評は全然ダメ、あの批評の完全なる反対が正しく、江戸川君の良いといってるところが悪く、悪いといってるところが良い。前半がよくて、後半は落第である。

なぜ密室にする必要があったか。密室にするには、トリックを仕掛けるに、時間を要し、その室に通暁することを要し、犯人がその家の住人であることを、ほゞ確定させてしまう。犯人を却って分らせるばかりで、必然性がなく、ナンセンスである。

女から包みを渡され、女が殺され、包みをひらいて刺青した三人の写真が現れた時には、もう犯人は分ってしまう。このトリックはあまり幼稚すぎる。