Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
かちうんまけうん
勝ち運負け運
佐々木 邦
Lee 勝ち運負け運 (かちうんまけうん) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 119.262 caracteres · 243 pantallas
お互に名乗り合った。山本君は商大を卒業して、その宿屋へ婿養子に入ったのだ。菊太郎君は成金振りを見せるために、茶代をウンと弾んだ。しかし敵もさるものだ。お土産を山ほど積んで、
「どうぞ奥さんへ宜しく」
と吐かした。残念なことに皆箱根名物と銘が打ってある。菊太郎君は日光へ行ったのだから、一品も家へ持って帰ることが出来なかった。
小学時代の思い出は面白いけれど、考えて見ると、僕は方針を誤ったような気がする。学問は素より好きな道でない。そこへ持って来て、勉強すれば喧嘩だと言うのだから、菊太郎君を無二の良友と思い込んでしまった。無論菊太郎君だって悪いことはない。しかし此方と全く型が同一で、意気投合し過ぎた。同じ色彩が濃くなるばかりだった。矢張り友達は多少毛色の異ったのも変化のために必要だ。そうでないと、長短相補ってお互に啓発し合う切っかけがない。若し鮫島君あたりと附き合っていたら、僕だってこれで相応の学者になっていたろうと思う。学問なんてものに重きを置くのでないが、多少あっても邪魔にはならない。妻の長兄は法学博士だ。その次が大学の助教授で、これも早晩博士になる。