Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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なんごくたいへいき

南国太平記

直木 三十五

Lee 南国太平記 (なんごくたいへいき) de 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 493.291 caracteres · 991 pantallas

Aozora Bunko

さ、お納めおきを願います」

「南玉、今生では、返却できんかも知れぬ。いつもながら、何んと申してよいか――」

小太郎は、手をついた。

「若旦那、それがいけねえ。水臭いって云うもんだ。な、南玉は、ちゃんと、算盤玉を弾いての仕事だ。ようがすかい。若旦那が、牧の野郎に逢う。ちゃん、ちゃんとやって、首尾よく行けば、帰参でげしょう。そうしたなら、この金に、利子をつけて――ね、深雪さん、倍にして、返して下さるでしょう」

「いや、その時には、南玉、百両にしても、礼を申すが、まず、望みの無いことじゃ」

「斬死すると、仰しゃるのでしょう」

「うむ」

「その時のことも、ちゃんと、心得てまさあ。その刀が、青江助次で、何う安う踏んでも、三十両。こいつだけ拾ってもどりゃ――え、若旦那、こんなものだ。十五両、おつりがくらあ。安心して、お使いなせえ」

小太郎は、微笑して

「そうか。この刀をのう。そうか」

と、刀を見て

「安うても、七、八十両にはなろう。死んだなら拾って参るがよい。今、改めて、師匠に譲ろう。そうじゃ。庄吉には、小刀の貞治信綱を譲ろう。成る程、よいところへ、眼をつけた」

「困ったなあ。