Clásicos japoneses con furigana
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なんとうたん
南島譚
Lee 南島譚 (なんとうたん) de Nakajima Atsushi (中島 敦) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 7401 caracteres · 15 pantallas
途端に、男の視線が熱いものとなり、忽ち意気投合したのであろう。二人は手を取り合って、鬱蒼たるタマナ樹の茂みの下に歩み去った。
残された少数の見物人も別に驚きはせぬ。二人の後姿を見送ってニヤリと笑ったばかりである。
四五日すると、エビルと共に白昼タマナの茂みに姿を消した中年男の家に、エビルが公然と入り込んだことを村人は知った。鼻の半分落ちかかった・村で二番目の物持は、丁度、最近妻に死なれたばかりだったということである。
斯くてギラ・コシサンと其の妻のエビルとは二人とも、但しめいめい別々にではあるが、幸福な後半生を送ったと、今に至る迄村人達は語り伝えている。
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話は以上で終るのだが、此処に出て来るモゴル即ち未婚女の男性への奉仕という習慣は、独逸領時代に入ると共に禁絶されて了い、現在のパラオ諸島には其の跡を留めていない。しかし、村々の老婆に尋ねて見ると、彼女等はいずれも若い頃その経験をもったとのことである。嫁入前には誰しも必ず一度は他村へモゴルに行ったものだという。
さて、今一つのヘルリス即ち恋喧嘩に至っては今尚到る所で盛んに行われている。