Clásicos japoneses con furigana
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なんぶのはなまがり
南部の鼻曲り
久生 十蘭
Lee 南部の鼻曲り (なんぶのはなまがり) de 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 12.683 caracteres · 25 pantallas
の渡しの引き込みを一席やって、「南部の鮭で鼻曲り」というのはこの相馬大作から出たことだと話してやると、モオリーは黙って最後まで聞き終ってから、
「He arrived …… but my soul never get anywhere …… what am I living to ……」
と低い声でつぶやいた。彼は行きついた、しかし、おれの魂はどこへも達しない、おれはなんのために生くるのか……直訳すればまあこうだが、あまり調子がへんなので、それはなんのことだと聞きかえすと、モオリーは、
「I just ……」
と、なにかいいかけて、そのままふっと口をつぐんでしまった。
それから三日ほど後の夕方、ジョウというエスキモーが、モオリーが小屋から出て行ったきり帰ってこないといいに来た。
小屋へ行ってみると、なるほど寝台が空になっている。どこへ行ったのだろうと思ってそのへんを探し廻っていると、燻製小屋の横からオオミヤクという泥沼のほうへ向っているモオリーの足跡をみつけた。
下手に踏みこむと命もとられかねない悪い泥沼なので、これはいやなことになったと思いながら足跡について沼の岸まで行くと、果してモオリーが、胸まで沼にはまりこんだままじっとこっちを見ていた。