Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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こくをみる

古句を観る

柴田 宵曲

Lee 古句を観る (こくをみる) de 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 166.028 caracteres · 333 pantallas

Aozora Bunko

月下の梅ということをいわずに、「月をさゝげて」といったのは、月が中天にかかっていることを現すためもあるが、そこに作者の技巧らしいものが見えて、そういい句だというわけではない。ただ同じ作者の句に「白梅の月をおさゆる寒さかな」というのがあり、彼これ対照すれば、やはり「さゝげて」の方が優っている。「おさゆる」では作者の技巧的主観が強くなって、自然の趣を損ずることが多いからである。

炉ふさぎや上へあがりてふんでみる    朱拙

久しい間の炉を塞いで蓋をする。一冬を頼みにして来ただけに、いよいよ塞いでしまう段になると、うら寂しい感じもするが、同時にその辺が綺麗になって、さっぱり片付くところもある。作者はそういう気分の下に、今塞いだばかりの炉を上から踏んで見たのであろう。

「上へあがりて」というと、何だか高いものの上に上ったように聞えるが、実際は炉を塞いだ畳の上を踏むに過ぎまいと思う。今まで明いていたところを急に塞いだので、その慥さを踏み試みるという風にも解せられる。実際は年々歳々塞ぐことを繰返し、その度にこうやって踏んで見るのかも知れない。もし難をいえば、「上」