Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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うもんとりものちょう

右門捕物帖(一)

佐々木 味津三

Lee 右門捕物帖(一) (うもんとりものちょう) de 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 220.431 caracteres · 428 pantallas

Aozora Bunko

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「知ってざますよ。知ってざますよ」

「なに、知っている※(感嘆符疑問符、1-8-78) どこのものじゃ」

「江戸町の角菱楼にいなました薄雪さんざますよ」

「その者は、特に達磨がすきじゃったか」

「大好きも大好きも、どうしてあんなひょうげたものが好きやら、髪飾り帯下じゅばんの模様まで、身につけるほどの品物はみんな達磨の模様でありんした」

「さようか。では、その者いまも角菱楼とかにおるのじゃな」

「いいえ、それがもう手いけの花になりいした」

「なに、根引きされた※(感嘆符疑問符、1-8-78) それはいつごろのことじゃ」

「つい十日ほどまえのことざます」

「相手は何者で、今の住まいはどこか知っていぬか」

「上方のものざますとかで、住まいは浅草馬道の、二つめ小路とかいうことでありいした」

「さようか、よいことを教えてくれた。では、ついでにも一つ相尋ぬるが、もしやその薄雪とやら申す花魁に、深く言いかわした男はなかったか」

「知ってざます、知ってざます。清吉さんとやらいいなまして、三年越しの深間だとかでありんした」

「二十三、四の、色の白い、小がらな男ではなかったか」

「そうざます、花魁衆の間夫にしては、思いのほかにりちぎらしいかたざました」